†第一話†

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「人間にはそんな髪の色をした人はいないな。グリーンの瞳は有り得るけどね。」 そうハヤトは少し微笑んで言った。 「………っ//」 私は驚愕した。 あの生意気なむかつくハヤトが、 こんな顔をするなんて想像もできなかった。 夕陽に染まる髪、瞳、肌、全てが綺麗で、 ハヤトに…惹きつけられる…。 どうしよう… どうしよう… 触りたい 髪に、肌に…触れたい… 「…どうでも良いけど、離してくれない?」 「へっ!?あ、うん!!」 胸ぐらを掴んでいた手を離した。 …私、今何しようとした? 何、考えてた…? ハヤトは、変な人間だ…。 私がいままで出会ってきた人間とは、全然違う。 「…変なの…。」 小声でポツリとこぼす。 本当に変な人間…。 「ハヤトが初めてだなぁ。私を神様じゃないなんて言うの。」 「…は?」 ハヤトは乱れた服を直しながらこっちをみた。 「…だって、大体の人間は私の髪を見て、神だなんたら騒ぎ出すのに~。」 私は首を傾げながら言った。  
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