†第一話†

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髪の色は空と同じ水色。 瞳はグリーン。 本当に少女と言っても良い、可愛らしい女の子が草原に立っていた。 「ふぁ~…。」 広い草原の真ん中で、思いっきり伸びをする。 そしてそのまま仰向けに寝転がる。 空は果てしなく広がり、絵の具の水色をぶちまけたかのように蒼い…。 「…ふふっ」 少女は小さく笑って、瞳を閉じる。 風が草原の中をかける。 さわさわと草木を撫でる音が聞こえる。 「…私ってやっぱ天才ね♪」 少女は起き上がって、もう一度伸びをして、森の中に入って行った。  
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