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花香りが心地よくて、そのまま眠りについた…。
それからというもの、ここは私のお気に入りのスポットになった。
少年もここが好きなのか、毎日、毎日花を摘みに来ていた。
毎日見かけるので、いつしか名前が分かった。
私のような、特殊な人特有の力。
一目見ただけでも、その生き物の事を何だって知ることが出来る。
――ハヤト――
彼の名前はハヤト…。
いつしかハヤトの事も気になり初めて、次の日、私は少年のあとをついていった。
少年は、街から大分離れた場所にある屋敷に暮らしていた。
結構りっぱな屋敷だなぁ。
意外とおぼっちゃま?
すると、ハヤトは屋敷の庭に生えてる大きな楠木に登り始めていた。
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