†第一話†

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「…うわっ!!?」 ハヤトは吃驚して、枝から落ちそうになった。 「だ、誰!!?」 ハヤトは私に気が付かずに、辺りをキョロキョロ見渡す。 「あ、あれ?」 まだ、気づかないの? もう…っ 「そこじゃない、上!上だよ。」 ハヤトが私の方に顔を向ける。 そして、視線が合った。 「こんにちは♪」 私はニッコリと笑顔で挨拶をすると、ハヤトは凄く驚いた顔をして、腑抜けた声をだした。 「…へ?!」 あれ…? 「だ、誰…?」 酷く混乱してるのか、ハヤトはまだ驚いた顔をしていた。 もうっ! いい加減その顔止めなさいよ。この私に向かって~。 私はぷくっと頬を膨らませて、ハヤトに向かって指を突き立て怒鳴る。 「誰?じゃない!こんにちは♪って挨拶したんだからちゃんと返すのが礼儀でしょ!?」  
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