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「イクトミ君が勝ったら、なんでも一つ言うこと聞くってさ」
……くぉら!!
「ライ先輩~!! あんた何ほざいてんですか!?」
「うっさいわ!! エミィも何言ってんだよ!!」
私は放送席に向けて叫んだ。
「事実は事実!! 情報屋を甘く見ないでね」
勝ち誇った顔のエミィに反論する気は全く起こらなかった。
「さあ、放送席が審判で遊んでいる間に両者の準備は整ったようです」
このままでは話が進まないと思ったのか、イェニーさんが強引に話を進めた。
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