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それが決着の合図だった。
「これはっ……ウィズシーさんの勝利っすね」
リーノがイェニーさんに尋ねる。
「はい、勝者ウィズシー! 準決勝進出です」
会場から歓声があがる。
大方ウィズシーさんに賭けていた人たちだろう。
ウィズシーさんがニコニコと笑いながらこっちに歩いてきた。
そういや、背中にクリーンヒットしていたのは大丈夫だろうか?
「あの、背中大丈夫ですか?」
ウィズシーさんはキョトンとした。
「背中ですよ、結構バシッと当たってたから」
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