5849人が本棚に入れています
本棚に追加
「うちも付いてく!!」
エミィが名乗りを上げた。
……絶対やましい事考えてるな。
「……イチゴ生クリームサンドは甘いかな……ビスケットにしとこうか? ……めんどくさい! エミィはビスケット持ってって」
放送席から追い出された私たちは、控え室に向かった……そもそも控え室有ったのか。
「ついたよー」
エミィに呼び止められて、私は立ち止まった。
控え室と鉛筆でかかれた紙が張ってある、ただの部屋だった。
「さあ、生着替えを拝むわよ!!」
やっぱりコイツは救えないな。
私は、若干のため息と盛大な期待を交えた気持ちでドアノブを握った。
最初のコメントを投稿しよう!