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目の前の光景に息が詰まる。
なんで?
そんな感じばかりが頭を駆け巡り、思考を停止させる。
「ライ!! これ脱がせてー」
「なんで?」
私の疑問を無視して、エミィが飛び込んだ。
「任せなさい!!」
コートを引き剥がされたウィズシーさんの目前に飛び降りる。
「……っ」
刹那、エミィの左手がウィズシーさんを一閃した。
何も起こらなかった。
のは一瞬の事で、ウィズシーさんの青いタートルネックがスパッと切れた。
……切ってどうする。
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