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ちなみにこの控え室、みんないます。
イクトミやらセィはポカンとした目でこの有り得ない現実を見ているし、エリザベス様は……何やってんだ?
エリザベス様はいなかった。
「出来ましたー」
サティナの声に視線を動かせば、確かにウィズシーさんの背中の痣はきれいに消えていた。
「あ……ありがとう……」
ひどく憔悴したような声だった。
「……あー、どうしよ」
ウィズシーさんは困ったように、エミィにズタズタにされたタートルネックを見た。
「ロングコートだけでいーんじゃない?」
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