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嫌がるウィズシーさんを取り押さえて、私とエミィは舞台のほうに戻った。
「さあ!! 準決勝第一試合、ウィズシー選手対アクゥー選手です!!」
2人が入場する。
アクゥー様はいつもどおり何でも無さそうな顔だが、ウィズシーさんは羞恥に震えている。
「……ウィズシー。とりあえず落ち着け、ヘソが見えても死なないから」
アクゥー様のわけがわからない慰めが走る。
……まあ、死なないけどさ。
「でもっ……恥ずかしいよ」
必死で訴えるウィズシーさん。
「だから、一瞬で終わらせてもらうよ!!」
ウィズシーさんの左手に巨大な鎌が現れた。
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