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「きゃっ?ちょっと待っ~………!」
「あれ……?意外と簡単に背負えたぞ?
お前……こんなに軽かったんだな」
「…………あう」
「あんなに食べたのにな」
「うるさい!この……!
へんたい!すけべ!」
後頭部に激痛が走る。
コイツまさか後ろで俺のアタマ噛んでる?
「イテテ!おい!噛むな!落とすぞ!」
「だめ!」
「ったく……」
……俺たちはしばらく川のそばを歩いた。
陽がゆっくりと沈んでいく。
いつもは気にもとめない夕日が
こうして見てるとまたキレイなもんだ。
不思議なことにこれだけ歩いても全然疲れていない。
コイツの軽さなら余裕でウチまで帰れそうだ。
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