第3話 ある晴れた日のこと

36/39
前へ
/545ページ
次へ
「ただいま~」 「お帰りなさい! ミっちゃんと、しーちゃん! お買いものはどうだった?」 初めに出迎えてくれたのは母さんだった。 というか何だしーちゃんて。 「あら、真っ赤なリボン!可愛い~っ」 「そ、そうかな……?」 リボンと同じように赤くなるシンデレラ。 何がそうかな?だ。 好評じゃないか! やっぱりオレのチョイスは間違ってなかったな! 「あ~っ!お姉ちゃんそれ可愛い~~!」 続いて現れたのは我が妹、雅! もう雅の専属ペットと化したシロも一緒に腕に抱かれている。 シロがもはや何も言えないほどグッタリしているように見えるのは気のせいだろうか? 「そ、そう? なんか……照れるな……」 さらに赤くなるシンデレラ。 こんなワガママ娘にも恥じらいってもんがインプットされてるんだな。
/545ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1558人が本棚に入れています
本棚に追加