第3話 ある晴れた日のこと

38/39
1558人が本棚に入れています
本棚に追加
/545ページ
「ち、違うの!違うんだからね!?ツンツン! ややや、やっぱり女の子なんだし、 はは、流行りの服装をしたいじゃない? なら身近なミツマサから………い、意見を聞いてからのホーがいいって思ってててたたたの!」 「いや、動揺しすぎだろ! 落ち着け!」 「とととにかく!! 今のは忘れなさい!それがイチバンよ! さぁ、どうすれば忘れるの?バールのようなもので殴ればいいの?」 「勘弁してください」 そしてタイミング悪く、後ろにいた雅があるものが無くなっているのをに気づいた! 「あれ~? お兄ちゃん!お姉ちゃんに貸してた私の靴はどこ~?」 「ちょ~っと待ってくれ雅!今取り込み中なんだ!空気読もうか?」 「? どうゆーこと?お兄ちゃん? まさか………!?」 「ぐはぁ! やべぇ!コレってどっちにしろ死亡フラグ?」 人間と言うのは実に正直で、身の危険をさとると真っ先に逃げ出すわけで、 俺も例にもれず真っ先にこの修羅場から逃げ出した。
/545ページ

最初のコメントを投稿しよう!