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「「あ!待ちなさ~~い!このツンツン頭!」」
「ぎゃあ~~~~~~~~!!」
綺麗だった夕日はすっかり沈み、夜がやってきた。
どの家も食卓を囲み和やかに過ごす中、
瀬川家だけ、なぜか悲鳴がこだました。
「あらあら……、
やっぱり子どもは元気がイチバンねぇ」
悪魔から解放され、安らぎに身を任せていたシロはそんなハルカを見て思った。
(あれを見て笑っている……!もしかして天然と言うやつか!?
瀬川家の母……恐るべし!
それにしても……
生きろよ。瀬川光雅。)
その日、瀬川家の灯りが消えることは無かった……。
つづく
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