第3話 ある晴れた日のこと

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「「あ!待ちなさ~~い!このツンツン頭!」」 「ぎゃあ~~~~~~~~!!」 綺麗だった夕日はすっかり沈み、夜がやってきた。 どの家も食卓を囲み和やかに過ごす中、 瀬川家だけ、なぜか悲鳴がこだました。 「あらあら……、 やっぱり子どもは元気がイチバンねぇ」 悪魔から解放され、安らぎに身を任せていたシロはそんなハルカを見て思った。 (あれを見て笑っている……!もしかして天然と言うやつか!? 瀬川家の母……恐るべし! それにしても…… 生きろよ。瀬川光雅。) その日、瀬川家の灯りが消えることは無かった……。 つづく
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