第4話 「ガッコウっておいしいの?」

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「はい……その件に関連して吉報を用意して参りました。 ……かねてから心待ちにしておられたシンデレラの現世干渉ですが、 瀬川家の特異な家庭環境の後押しもあり、 予定よりかなり早く シンデレラが瀬川光雅と同じ学校に通い始めることになりました。」 それを聞いた謎の人物は椅子から立ち上がり、 忠実なる白い猫を抱きしめた。 そして震える声で感謝の意を述べる。 その腕に優しく抱かれたネコは気持ちよさそうに喉を鳴らすと、こう言った。 「身に余る幸せです。 "神"。」 と。
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