第4話 「ガッコウっておいしいの?」

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「うぉぉぉお!レイラちゅわ~ん!」 「キャーっ!何なのこの人~~!?」 マズい!本当に追いつかれる! このままじゃシンデレラが(¢£%;#*@&)にされる! くそっ!正門まであと少しなのに! と思った瞬間、 聞き覚えのある女子の声がした。 「こらーっ!コタローっ!」 そう。 救世主が登場したのだ。 「ちょっとどいて!」 その救世主はシンデレラをアンドウの進行方向から突き飛ばした。 「きゃっ!?誰?」 「その声は……ユズか!」 目に入ってきたのは 丸くカットされたショートヘアに、 ロイヤルミルクティー色に透き通った滑らかな髪をなびかせた後ろ姿。 間違いない!
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