志村 一輝

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『白石友里?』 愁「昔、苛めをうけて自殺したって子の名前。苛めをうけて、相当苦しかったんだろうな、今でもその怨みがなくならず彷徨い続けている。自殺したとき、今日みたいに薄暗く気味の悪い日だったらしい。」 香月「それで?」 愁「彼女、白石友里を苛めていた五人の女子は次の日殺されたって話だ。」 麗奈「ま…まじ?」 愁「だからそれ以来井戸には近付かないほうがいいと誰かが言いふたをした。」 『それがどう俺に関係するんだよ?』 愁「そ…それは…」 一輝「井戸に近付いた工事の人まで死んだんだ。翌日発見された遺体は、何年も水につけられた状態…だったそうだ」 『…ははっ…じゃあさっきの先輩みたいってことっすか?』 一輝「そうだ…この噂だけで信じれるか分からないが、とにかく井戸に近付いたやつは確実に殺される…俺はたまたまあの時運が良かっただけだったが、あいつらは俺を見逃さなかったわけだ。だからああして、夜になると俺の家まで来て俺を無理矢理でもあっちの世界に引きずりこもうとしてる………」
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