0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
僕たちが出会った瞬間というものは、まるで世界が2人だけのためにあるみたいだったよね。
君は僕を「あなたほどのベストパートナーはいない」って言ったけど…僕だって、負けないくらい君が好きさ。
そのなめらかな肌は僕をそっと包み込んでくれるようで、とっても愛おしい。
そして僕らは恋をして、それが愛に変わるまで時間はそうかからなかった。
僕らは溶け合い、昼夜を問わず何度も身体を重ね合わせた。君とひとつになれる瞬間こそが、僕にとっては何よりも幸せな時間だった。
やがて僕らにも子供が生まれ、家族の絆はより一層深まった。この子になら何をされても構わない。
僕らはその子に「苺」という名前をつけた。
僕はふわふわのスポンジ
君は白い生クリーム
僕らの子供の名前はイチゴ
…そう、僕らの名前は
「ショートケーキ」。
最初のコメントを投稿しよう!