烏天狗

6/7
22847人が本棚に入れています
本棚に追加
/666ページ
これが烏天狗なのか。あまりに安易だが相手の姿は私の意識の投影…すなわち私の脳が奴らの霊的波動を受け映像化しているのだから、細かいことにこだわるべきではない。私は烏天狗と認識したので烏天狗と呼ぶことにした。 空間に隠れて姿を消すことが完璧な防御であると信じていたのだろう。 見つからないはずの亜空間に隠れていた、その臆病者達は、仲間が亜空間から引きずり出されて消されたのを目の当たりにして動揺した。 動揺が広がれば気配は明確になり居場所はすぐにわかるものだ。 意識だけの世界なので何でもあり。腕だってゴムのように伸ばすこともできる。私は気配のする場所に矢継ぎ早に手を突っ込み手当たり次第に隠れている烏天狗を引きずり出した。
/666ページ

最初のコメントを投稿しよう!