師弟!ラーメン道!~来客編~

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震えながら師匠は極道さんに近づいた   師匠「ご、ご…ごっごちゅうもんはぁ?」   極道「…。」   極道さんは無言で醤油ラーメンを指差した   師匠「か、かっ…かしこま…」   師匠はテーブルの割り箸と薬味を全部床にぶちまけた   師匠「アッー!」   極道さんの黒光りする革靴とズボンが汚れた   師匠は謝りながら、ビクビクしながら拭いた   師匠「ひぃー!!すみません!すみません!」   ちょっとだけ極道さんの額に血管が浮き出た   師匠「こ、こちらクリーニング代です………」   六万を差し出した   弟子Z「ちらかしたよ…」   弟子B「ハゲ、ちらかしたよ」   弟子Z「ハゲちらかした」   師匠「ハゲちらかしてなぁぁぁぁぁぁぁいっっっっっ!!!!!」   弟子Zは師匠の上唇を目の辺りまでつねった   師匠「ああああ!!!すみませんでしたぁぁぁぁ!!!!!」   師匠「はぁはぁ、とりあえず醤油一丁だ、はよ作って」   弟子B「カラオケとかどうです?Zさん」   弟子Z「いいですね、今から行きましょう」   師匠「なんで直ぐ帰ろうとすんだよ!!」   弟子Z「いや今、大家さんがアパート燃えたって連絡あって…」   師匠「またおまえカンケーないじゃんんんんんん!!!!!!」   弟子Z「いや、師匠の住んでるアパートです」   師匠「またオレ絡みっっっっっっっっっ!!!!!!!!」   弟子B「Zさん、やっぱりガス爆発のほうがよかったんでは……」   師匠「Bも絡んでたっっっっっっ!!!!!」   弟子Z「嘘ですよ師匠…」にやり   師匠「いいから!!早く作ってよぅぅぅぅぅぅ!!!!」   駄々を捏ねて泣き始めた師匠
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