Epilogue

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その後、飛希と冬夜は婚約し、二人は正式なフィアンセとなった。ただ、冬夜はまだ二十歳で大学を卒業しておらず、飛希も十八歳で子供だということから、結婚は飛希が成人するまでお預けということになった。 父の会社も、約束通り冬夜の会社の融資を受け、なんとか倒産を免れた。しかも飛希たちが結婚する頃には、すっかり元通りの経営状態にまで回復していた。 そして二年後の春……。 桜舞う季節に、飛希と冬夜は結婚した。(ついでに時期を同じくして、冬夜の父の会社と、飛希の父の会社も業務提携を結んだ。) 満開の桜と沢山の人々に祝われながら、二人は盛大な結婚式を挙げた。
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