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「ゼェ……ゼェ……ゼェ……」
白也はやっとの事で葉月達に助けられ、甲板で息を整えていた。
「ひ、酷いよ三人共……もっと、早く助けてよ……」
「いやー悪ぃ悪ぃ。まさかホントに白也までここに来るって、」
「思わなかった?」
「予感的中してたもんだから」
「予感してたんかいっ!にしても、ここはいったい……?」
「俺らにもわかんねぇ。いったい何がどうなっ「ゆーきぃぃぃぃいいい!!!!!」
またも龍斗の声は遮られた。
「今の声はまさか……」
「何処だゆぅーきぃぃいい!!!」
葉月たちの乗っている船の後方から別の船が猛スピードで迫ってきていた。
そして葉月の乗っている船の直ぐ隣で止まった。
「ひっ光っ!?」
止まった船の見張り台には光が居た。
船を操っているのはライだった。
「おー葉月。勇紀見なかった!?」
光が見張り台から飛び降りながら言った。
ちなみに見張り台から甲板までものすごい高さです。
「は?勇紀?え、何、あいつ来てんの?」
今度は葉月が質問し返した。
「……あんた達何も聞かされて無いの」
葉月達はうなずく。
「ハァ……。そもそも、うちらがこの世界に飛ばされたの、あいつの仕業だよ」
「「「「「なっ何ぃぃぃぃいいい!!!!!????」」」」」
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