第一話:あっと驚き‼突然海賊になっちゃった⁉

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「ちょっと、大勢で叫ばないでょうるさいなあ」  さも迷惑そうな顔で光は耳を軽く塞ぐ。 「ちょっと、光それどうゆう事?」  葉月は真顔で光に質問する。 「どうってどう?」 「勇紀の仕業って……どうゆう事って聞いてるの」 光は、ああ と言って語りだした。 この著者である勇紀の闇の計画を……。 「……あれ?何処、ここ……」  光は真っ暗な闇の中に立っていた。 「……出口……見えないし」  光は真っ暗な中、首をキョロキョロさせるが、相変わらず真っ暗なままだ。 「……勇紀?あんたの仕業でしょ?」 カッ 「あ、ばりた?」  突然照明が着き、光と勇紀を照らした。 「ばりたじゃねえよ。お前こんな所で何やってんの?」  少々切れ気味で光は言った。 「まあまあ、そんな怒りなさんなって☆たまには私だって小説に出たいさ。だ・か・ら、キャラクターである皆さんにも協力して貰おうと言う訳なのデス☆」  勇紀はニタァと笑った。 「千○公の真似すんな。アホ」 「まあまあ。さて、ヒカルン達は今から、私の妄想で作られたカリブ海へ行ってもらいマウス」 「はあ!?なんでうちらがカリブ海になんかっ!」  光は精一杯拒否する。 「ぶっぶー。ヒカちゃん達に拒否権はあっりますぇーん」 「はぁ!?ふざけんなよテメー!!」  光は、明らかにふざけている勇紀に怒鳴る。 「ルールは、カリブ海の何処かで海賊をやってる私を見つけて捕まえる事。期限は無し!んじゃ、頑張ってねぇー」 「はっ!?ちょっ!!」  勝手に話しを進めて、手をひらひら振っている勇紀に、光は近寄ろうとした。 が…… 「お前調子に乗ってんじゃ ガクンッ! なっ!!?」  突然光の足下の床が抜けた。 「きゃぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」 「ばいばーい♪」 「テメッゆぅきぃぃぃいいい!!覚えてろよゴルァァァァアアア!!!」  光はどんどん真っ暗な穴の中へ落ちていった。 「フフフ……フフ……アハハハ♪」  その場に、勇紀の無邪気な笑い声が響いた。 .
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