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「「「「……」」」」
「その後、意識を失って気づいたらこの船に。私はその時決意したわ……。絶対勇紀を見つけだしてこの手でボコボコにしてやるっ!」
光の目は燃えていた。
(((光が……燃えている……)))
葉月以外の心の声が重なる。
「あんのクソ勇紀……またやりやがったのかあのヤロー……」
「「「は?」」」
龍斗達は葉月の方をみる。
「ま、また……?」
恐る恐るエルは葉月に問う。
ゴオッ!
「ひっっ……!」
葉月は顔を般若のように強ばらせ、バックには炎と黒いオーラがあった。
「アイツは前に……HPでまったく同じような事やってたのよ……そん時も私が巻き込まれて……。ああ!!今思い出しただけでも腹立たしいっっ!!光っ!!!」
「はっはぃっ!!」
葉月のあまりの勢い(怒り)の凄さに光は思わず敬語になる。
「私たちと同盟を組もうっ!?同盟又の名を合併!私達と光達で協力して勇紀を見つけだしてボコボコにしてやろうっ!?」
「よし来たぁっ!!」
ガシッ!!っと空中腕相撲を組むかのように葉月と光は手を組んだ。
「「「「決めるの早っ!!!」」」
葉月と光以外の全員がっこむ。
「なによう。文句あるっての?」
光が全員を睨む。
そんな中清司が口を開く。
「いや、だって光族の奴らなんかと……「何?嫌なの?私の親友にケチつけるの」だっだって……」
清司が口ごもる。
「ふーん、そう。嫌なの。良いのよここで降りて貰っても。鮫が喜ぶわぁー」
流石闇の巫女なのであろうか。オーラが黒い。
(((((脅迫かよ)))))
「どうする?ここで降りる?それとも合併する?」
「や、だっだって……」
「あんたねえー本編で敵対心燃やしてるんだからこうゆう時位仲良く出来ないのっ!?」
キレ出す光。
清司は諦めたようにため息を吐く。そして……
「仕方ないなあ……。分かりましたよ。巫女の仰せのままに」
「「よしっそれでこそ男だっ!!」
葉月と光二人で見事にハモリながら左右二人で清司の方をつかみ、つかんでないほうの手でグッドのポーズをとる。
「何でハモってるの!?そもそも何で光族の巫女にまで言われなきゃいけないの!?」
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