第一話:あっと驚き‼突然海賊になっちゃった⁉

9/9
前へ
/18ページ
次へ
おまけ  その後エルと清司は海賊旗作りに入った。 「えっとーここをこうしてー……」 「こうゆうのなんかどうだ?」 「おっ良いですねっ!」 そうして出来た海賊旗は…… 『却下』 「ええー!?何でですかっ!?」 「良い作品じゃないかっ!」  エルと清司二人以外の全員の見事な否定に抗議する二人。 「どうしてじゃねぇよっ!どうゆーセンスしてんだお前等っ!」 「己の弟ながら悲しいわ……」 「センス無さ過ぎ……」 「つかこれが海賊旗?最悪」 その他にも色々とブーイングが飛ぶ。  二人は小さくなっていった。  全員にそこまで言われた海賊旗とは、骸骨に髪が生え、目には睫、頬はちょっと赤めの、なんともおぞましい物であった。 「兎に角書き直し。もっとマシなの書きなさい」  光が結論を下した。  二人は、じゃあ……と言ってまた海賊旗を書きに行った。  そして出来たのがこれだ。  骸骨に、目はつり目、両頬には向かって左に光の紋章、右に闇の紋章が書かれ、背後は白と黒で分かれていた。 「最初からこうゆうの書きなさいよねー」 「かっ格好いいー!」 「良いんじゃね?」 「あれを書いた人と同じ人が書いたとは思えないわねー」  こうして全員がこの海賊旗を誉め、葉月達は海賊になった。  そしてこの海賊団の名前は四神海賊団となったのであった。 .
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加