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おまけ
その後エルと清司は海賊旗作りに入った。
「えっとーここをこうしてー……」
「こうゆうのなんかどうだ?」
「おっ良いですねっ!」
そうして出来た海賊旗は……
『却下』
「ええー!?何でですかっ!?」
「良い作品じゃないかっ!」
エルと清司二人以外の全員の見事な否定に抗議する二人。
「どうしてじゃねぇよっ!どうゆーセンスしてんだお前等っ!」
「己の弟ながら悲しいわ……」
「センス無さ過ぎ……」
「つかこれが海賊旗?最悪」
その他にも色々とブーイングが飛ぶ。
二人は小さくなっていった。
全員にそこまで言われた海賊旗とは、骸骨に髪が生え、目には睫、頬はちょっと赤めの、なんともおぞましい物であった。
「兎に角書き直し。もっとマシなの書きなさい」
光が結論を下した。
二人は、じゃあ……と言ってまた海賊旗を書きに行った。
そして出来たのがこれだ。
骸骨に、目はつり目、両頬には向かって左に光の紋章、右に闇の紋章が書かれ、背後は白と黒で分かれていた。
「最初からこうゆうの書きなさいよねー」
「かっ格好いいー!」
「良いんじゃね?」
「あれを書いた人と同じ人が書いたとは思えないわねー」
こうして全員がこの海賊旗を誉め、葉月達は海賊になった。
そしてこの海賊団の名前は四神海賊団となったのであった。
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