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皆で帰るのはいぃが、帰る方向が俺だけ違う…皆はJRだが、俺は小田急。
致し方なく自腹で切符を購入した。
楽しい帰り道。
皆と話している内に自分が乗換えなきゃいけない駅を通り過ぎてしまった、まぁ仕方ないから適当な駅で降り、皆に手を振る。
こうして楽しい高校生活が始まった。
春が終わり、夏へ。
仲良くなった奴等とオールで花火をした、楽しかった。
そんな時、照実と言う娘に告白された、あまり話した事も無い俺に何故、興味を持ったのか分らない。
取りあえず付き合ってみて答えを出す事にした。
照実は「アッキィってさ、今まで誰かと付き合った事ある?」
と聞いてきた。
俺は「無い無い、モテませんから」
と答えた、実際モテない俺には何故、俺を選んだかが全く分らなかった。
初めての恋人。
高まる期待を胸に季節は過ぎる。
秋も冬も一緒だった、何も無かったが友達や照実とと居れば楽しかった。
高校2年になりクラス換えだ。
友達は違うクラスに行ってしまった、でも昼飯は一緒に食べてた、帰りも一緒だ。
不慣れなクラスにも少しずつ友達が増えていった。
何故かは分らない、でも視線を感じでいた、その時、誰が何で俺を見ているのか分らず不思議だった。
そして…初めての失恋…
高校2年の晴れた午後、俺と照実は静かに別れを告げた。
何で別れたのか、今なら分かる。
俺は友達を大事にし過ぎた、照実と2人の時間が圧倒的に少なかった。
だから別れた…。
そうして俺は痛みを覚えた、寂しさが募る。
だけど前向きに明るく過ごす内に、元の俺に戻れた。
そして修学旅行の季節になった。
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