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当時 私は地方から上京し ある 私立大学へ通っていた 貧しくはないものの 決して裕福な家庭とは言えなかったので 学費以外のものは 殆どアルバイトで得た収入でまかなった 六畳一間のいわゆる貧乏学生だが 狭いアパートを それなりに自分の城のようなつもりでいて 生意気にも 一人前になった気でいたりした
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