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――翌日。
それは唐突にやってきた。友人の紗希からの電話。
『キタポケ見た?』
「うん」
『変なスレ立ってるっしょ』
興奮気味の紗希である。
「まあだいたいは変なスレだわね」
『そうじゃなくてっ。あれ、オフ会の』
「ああ……あれね」
『行くよね?』
「……は?」
『諸味沢』
「あれ釣りじゃん……」
『…………』
「…………」
『違うっしょ』
「釣りだろ」
『だから行くんだよ。どうせ冬休み暇だし』
「はぁ」
『暇なんだろ?』
「あーあ、暇ですよー」
『決まりっ! じゃあ日曜、駅前集合ねっ』
「待っ! 諸味沢の場所は――」
――知ってるのかと訊こうとして、既に通信は途絶えていた。
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