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鳥海「ん?どうした?」
微笑むと不意に頭を撫でた鳥海は不思議そうな顔で首を傾げる
義行「何でもない」
ニッコリ笑い車を走らせる
鳥海の自宅はそんなに遠くなくものの15分で到着し…
自宅に上がり部屋の灯りをつけると鳥海はキッチンでコップを2つとりジュース片手にテーブルに向かい
鳥海「そこらに座りな」
ニッコリ笑いコップをテーブルに置きジュースも置くと座り
義行「ん…」
頷き座ると鳥海はコップにジュースを入れ、コップをずいと渡すが取らない義行に苦笑いをこぼし、コップをテーブルに置くと
鳥海「…義行…肩の力抜きなって言うか緊張してる?」
優しく問いかけるとテーブル越しに、頭を撫で終えると苦笑いし手を離し
義行「子供扱いするな…それに緊張してない!」
ムッとし怒ると、張り詰めた心に余裕が生まれ…やっぱり鳥海は優しいと感じると同時に、どこか痛くて…
義行「…っ…」
そんな思いのまま、鳥海の顔を見た瞬間涙が流れた…
俺の私情で、鳥海を振り回してる事に対してと、何か分からない感情に涙が流れた
義行「ごめんっなんでもな-」
慌てて弁解しながらも、涙を拭うと同時に、テーブル越しに抱きしめられると、コップが倒れジュースが床にポタポタと、零れ落ちる
鳥海「大丈夫…大丈夫だから気にするな…」
優しく声をかけられる度に涙が流れてゆく…
止めようとしても、止まらない涙…
何か分からない感情…
どうしたら止まるのか、この感情が何なのか分からず…
ずっと泣き続けていた…
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