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「グスッ……こんなことなら、赤いウサギなんか追い掛けるんじゃなかった……次に会ったら殺してやるんだから…」
鼻をすすりながらアリスは文句を垂れた。
最後に言ったあの一言には気付いていない。
涙でできた海は、見たくないものを運んできた。
先程とは比べものにならない程の数の腕や足。頭や胴体も海に浮かんでいる。
「いやあ！！！こんな狂ったところにいたくない！！」
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