狂った国

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話し掛けてきたのはネズミだった。 「いやぁ、困りましたよ。今までこんな海がなかったものですから…扉の向こう側に行けなくて困っているんですよ。お嬢さん、何か知らないですかね?」 ギクリ。。; 「しっ、しし知らないわ!うん、全然知らない!」 「そうですか…他の者も困っているんですが…」 「…他の?…………!」 見ると、小鳥や鷲の子、トカゲやドードーがビショビショになっていた。みんな口々に困った困ったと言っている。 (ヤバイ…ヤバすぎる…!ばれたら何されるかわかったもんじゃないわ!)
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