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「ゆーちゃん!ちょっと佳奈着替えさせてやってくれない!」
朝のニュースを見ていた僕は妻である真里の声を聞き、テレビを消した。
ニュースを見てから会社に行くのが僕の日課だったのだが、佳奈のためなら、と立ち上がった。
「はいはーい」
寝室のベビーベッドでは1歳の佳奈が小さな手と足をばたつかせていた。
くりっとした丸い目をきょきょろさせていて可愛らしい。
「お着替えしようね、佳奈」
きょとんとする佳奈が可愛くて僕は独り言のように話しかけた。
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