第一章~出逢い~

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あの日あの時に 戻れたなら 俺はまだ笑ってるかな         『ヒロさんが笑うってあまり想像出来ないけどね』     『燈菩君言い過ぎ!』       二人で笑ってる まるで恋人同士のように        🎵🎵🎵🎵       『ん?もしも……あっゴメン…いますぐ…うん……はい…………』     『彼女か?』     『そう…デートの約束してて…ヒロさんまた明日!じゃ失礼しまーす!』     走り去る燈菩 俺のために デートを遅らせてくれた 彼女に怒られなきゃ良いが      『燈菩君に彼女居るんだ?』     『あぁ…未瑠って名前だったか…そういうカナは居ないのか?』     『居るよ!目の前に』       目の前? あっ……まさか……       『ケンタのカーネ○サンダー?あれは人形だぞ』     『違う!!!ヒロさんがアタシの彼氏でしょ!!』         時が止まる 動き続けていた 柱時計がゆっくりと 時を止めてゆく
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