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強がるその言葉さえも
あなたには
届かなくなっていた
あなたと二人で見ていた
一本の桜も
悲しみと苦しみに
溢れて
ゆらゆらと、
華びら舞い落ちていた…
そして、声が枯れるまで
あなたの名を
叫び続けるよ
何時しか気付けば
私だけが
一人となっていた
何気ない帰り道に
夜空の星達を
見つめながら
ふと言い聞かし…
「流れ星よ。立ち止まって、私の願いを聞いて下さい。」と…
そして、そっと…
夜空に涙を一つ一つ
浮かばせて…
見つめていても、
誰も居ない
此処に居ても、
あそこに居ても
私だけが
何時も一人ぼっち…
探しても、誰も居ない
前にも後にも
あたしだけが、一人…
何処に行けば
幸せが見つかる?
何時でも、
あなたは私の前で
笑って居てくれたのに
二人で撮った
桜の木の下での
記念写真は、
時が経つにつれて
色あせて…
本当わね、
あなたが居てくれないと
凄く心が歪むんだ…
だから…
寂しいんだ…
一人ぼっち
苦しいんだ…
一人ぼっち
離れて行かないで
一人になんかしないで
裏切られて
騙されて
踏み潰されて
傷つけられて
心が崩れて行くばかり…
信じてもらえなくて
嘘つき呼ばわりされて
私は、生きるという
大切な光を
失ってしまった
あなたに、
この想い届くまで
何処までも、何時までも
叫び続けるよ
流れる雲にまた、
涙を浮かばせて
震える掌に…そっと…
華びら舞い降りる…
そして、この想いを青空に乗せて…そっと…春桜の華を浮かばせて…
生きて行く…
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