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アタシは息切れしながら外に出た。
「きったない鞄。」
教室に忘れた鞄を持ったミナミ。
「…忘れてるよ?ヤリマンの汚い鞄。」
バサバサ
アタシの鞄の中身と鞄を窓から投げた。
「拾わないともっと汚くなるよ~?」
「ただでさえヤリマンなんだから。」
信じたアタシが馬鹿だったの
かな?
始まったのは
強くなる人生じゃなかった。
始まったのは
虫けら扱いの日々。
(-信用は、脆くて儚いモノだった。-)
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