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「……」
アタシは無言で学校を出た。
もうこれ以上学校に居る意味は無い。
静かなバス停。
いつもはミナミと楽しそうにしゃべってた。
「…汚い」
窓から投げられた教科書を改めて開く。
゙ヤリマン゙
゙消えろ゙
゙汚い、死ねよ゙
様々なラクガキが書かれていた。
「ばっかみたい。」
アタシは教科書を鞄の中にいれた。
「こんなの、ただの紙切れじゃん。」
教科書を捨てた。
こんな教科書ならないほうがいい。
学校なんか
いらない。
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