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……ん?
「泣きたい時に泣かないでどうすんの?」
「えっ……」
驚いた。
アタシの後ろにいつのまにか男の子が居た。
「あなた…だれ…」
「大隅レン。アンタと同じ中学だけど…」
大隅…レン?
アタシは少し首を曲げた。
「分かんねぇなら今から覚えて。」
「…はっ…はぁ…」
「アンタ、悔しくないの?」
悔しく…ないの?
いきなり何言ってんの?
何が…悔しいのさ。
「…悔しくなんかない。」
「アタシは、
どうせ
汚いし、
ヤリマンなの。
悔しいわけないよ。」
アタシは大隅君を睨んだ。
「だから?」
だ…から?
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