プロローグ

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「畜生!! また失敗だ!!」 科学者は憤怒する。 それは自分に向けられたものなのか、目の前にある『それ』に向けられたものなのかは分からない。 だが、一つだけ、わかることがある。 彼は一つの可能性に賭け、実験を続けている、ということ。 『魔法の可能性』 といった書物を書き上げたのはおよそ三年前、実験に入ったのが今からちょうど二年前。 彼はただ魔法の可能性に賭け、幾多の実験を積み重ねた。
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