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なんだか、寂しそうな儚げな…
そんな顔も可愛く見えるんだからな。
少しの間見つめていると少女はその矛先を川面から…
お、俺!?
そう。俺に向けて来た
可愛い瞳を俺に向けて小さな唇を歪ませ、ニッコリと微笑む。
すると少女はその愛らしい口から何かを発した…様に思えた。
…
疲れてんのかな、朝からこんなもん見る訳ネエよ。この人生の中こんな事…
目を擦って見る。
と、少女は…
消えていた…
ほらな、疲れてんだ、そんなことある訳ねえんだ、そんな非現実的なこと…
でも…
なんだか寂しく思ってる自分がいた…
また会いたいと、思ってる自分がいたんだよな…
寒空の下寂しく俺の笑いだけが響いた。 「フッ」
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