12月19日

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僕→おじさん こんばんは。今日も夕暮れが綺麗でしたね。 昨夜、彼女と会いました。半年ぶりに見た彼女はやはりハッとするほど美しく、人混みの中に彼女を見つけた瞬間に僕の胸は高鳴りました。 そうして、半年経った今も僕は彼女の事を愛しているのだとはっきりとわかりました。 僕らは昔よく行った喫茶店に入り、何時間も話しました。彼女は現在僕から彼女を奪った男と暮らしているのだけれど、その男は僕のように優しくなく、時々暴力をふるい、彼女はその男と一緒にいる事に疲れちゃっているそうです。 で、僕の元に戻りたい、と彼女は言いました。都合が良いのはよくわかっている。けれど、離れてみて初めて僕の優しさがわかったと言ってくれました。彼女のその言葉がうれしくて、僕は思わず涙ぐみました。 僕は彼女の手を取って、「僕ともう一度やり直そう」と言いたかったのですが、今の恋人の事を思い「ちょっとの間考えさせてくれ」と言いました。 そうして、しばらく二人は無言で夜の街を歩いたのですが、僕は我慢し切れずに彼女を抱き締め、キスをしました。その時の彼女のうるんだ瞳を、僕はこの世で一番美しいものだと思いました。何がどうあっても自分のものにしたいと思いました。 昨夜の出来事はこんな感じです。 おじさん、僕はどうしたらいいですかね?
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