居酒屋西屋

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梅垣はニヤついた顔のままで夕飯の用意を始めた。 するとしばらくして愛は帰宅した。 『ただいま!』 『オゥ!おかえり。』 愛が帰って来てもまだまだニヤついた顔の梅垣。 さすがに愛も気になって直ぐに突っ込んだ。 『かずよし君。いい事でもあった?』 『何で?』 とぼけながらも聞いてくれと思っているのがバレバレの表情。 よほどいい事あったんかな? そう思った愛は早速梅垣の期待に応えるべく質問を投げ掛けた。 『その様子やといい事あったみたいやね。』 『まあな。』 『何があったん?』 知りたがる愛にスンナリ答えを言うのがもったいなく感じた梅垣はわざと話をじらした。
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