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松井と愛の2人の思い通りにさせたくない梅垣は考えた。
そうや!あいつらが行くのは3日後やねんし今日オレが1人で行けばいいんや。
銭湯に行った日の翌日のこの日梅垣は愛が夜の仕事に行くのを見計らう様に家を出て下にある西屋へと行った。
『いらっしゃいませ!』
店に入った瞬間野太いオッサンの声がした。
どうやら大将の声のようだ。
『いけます?』
梅垣は尋ねる。
『大丈夫ですよ。
好きなとこ座って下さい。』
大将に促されると梅垣は店を見渡す。
客が一人も居ない。
時間は7時頃やのに客ゼロとはえらいとこに入ったかも…
梅垣は人気の無さすぎる店に何の期待もなくなったのかとりあえず無難に枝豆と酎ハイだけ注文してテーブル席に腰掛けたのだった。
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