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『あんたってつくづく人をムカつかせる才能あるな!
そんなんやから彼女もおらんし友達も少ないんとちゃう?』
『失礼な!!彼女位居ますわ!!』
この日一番のカン高い声が響いた。
だが愛も退かない。
『バーチャル彼女やろ。』
半笑いで言う愛…松井のプライドは酷く傷付いた。
そして…
『もういいですわ…仕事舐めてるみたいやし辞めてもらいますわ。』
松井は最後通告の脅しに出た。
だが既に辞める決意の愛には通用するはずもなかった。
『どうぞ私を悪く言ってクビにしてもらって。』
愛はそう言うと松井を家から追い出したのだった。
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