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『オマエの家貧乏人の集まりか?』
老人を帰らせて座った梅垣に池谷はあっけにとられた表情で尋ねた。
『さすがに金貸せにはビビったわ』
『まあバイトの収入だけのオマエにはカツカツで貸すなんて無理やろうけどな』
『はぁ~?』
『見栄張るなって。事実やねんし』
『まあ…』
『それに彼女もおらんねんからよ』
『まあな…って彼女居ない歴19年のオマエには言われたくないわ!』
梅垣は池谷にノリツッコミと共にプロレス技を掛けた。
そしてこの後も2人はしばらくじゃれあって居た。
それをバーで常に口説かれている愛は冷ややかな目で見て居たのであった。
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