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『一つ聞いてもいいかな?』
『はい?なんですか?』
僕は思い切って聞いてみた。
『どうしてあの時の猫を君…三上さんが飼っているの?確か捨て猫だったはずだけど…』
そう聞くと、彼女はうつむきながら話しだした。
『………実はあの日私も近くにいたの…』
偶然だと思った…次の言葉を聞くまでは…
『…私もゲーム好きなの…特に格闘系…』
彼女は何かいけないことを言ったかの様に両手で顔を隠した。
『あ、あの…気にしないで、ぼ、僕なんてほぼ毎日ゲームしてるからさ!』
指の間からチラッとこちらを見るしぐさがかなりヤバイ!もう今日は、かなりいい日だと僕は思った。
僕はチラッと腕時計に目をやった…時間は…
『嘘!バイトの時間だ!遅刻する!』
そう今日はPM17:00からバイトだった。
現時刻はPM16:30楽しい時間は過ぎるのが早いというが本当に早い!
『三上さん!…ごめん!今日はバイトなんだ…』
彼女は少し残念な顔をした…彼女は紙に何かを書き出した…そしてそれを僕に渡すと…
『夜、待ってる!電話して!』
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