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どうやら今日は突然声を掛けられる運命にあるらしい…
またしても不意に響いた声に息を詰まらせる
「っっ∑…っ、あ…そ」
「なんでこんなとこにいんの?まだ入学式だろ?」
…聞いてきたんなら答えさせろや😃💢
「そうです」と答えようとした俺の言葉を遮って、その男子生徒は畳み掛けた
…ネクタイの色からして2年生…らしい
どうやら今まで木の根元に腰掛けていたようで、バタバタと走り回る俺の足音に気付いて声を掛けてきたのだ
「あ、式はもう終わって…教室に戻るとこだったんですけど~…………まょ」
「迷ったか」
だ~か~ら~😃💢
最後まで聞きなさい💨
しかも人が言い淀んだことをそんなサラッと…
「ア…ハハ」
「だっせ😁ボケボケだなv」
うっさいわ💢
もう自覚してきたからいいんだよ😡(今更か)
「ぃゃ…それより!1年5組の教室まではどうやって行ったらいんですか?」
「てかさ~、受験ん時とかも来たんだろ?覚えてねぇの?」
くっ…本気で憎い💔
最初は救いの神かと思ったのに(笑)
「…っ必死で詰め込んだ勉強内容忘れないようにすんので必死だったもんで😃💢」
まぁ…それ以外にも 一緒に受けた友達に頼りっきりでくっついて行ったから、という理由があるのは内緒だ〓
そんなことどうでもいいからさっさと教えてくれ!!
「ふ~ん…そんなんでよく受かったよな(笑)ココ結構入るの大変なのに」
余計なお世話だ😃💢
入学式さぼってこんなとこにいるアンタに言われたくないっ(-"-;)
そりゃ…担任には100回くらい奇跡だって言われたし?落ちた友達の俺が受かったと知った時の絶望的な顔ときたら…思い出したくもない💧
「…そうですね~😃だから先生に目をつけられたら色々と大変なんです…だからそろそろ教室の場所を…」
「あっち〓んで右行って~突き当たりを~(省略)」
わ💦わ💦待て待て💧
さっきまで関係ないことばっか言ってたくせに急にそんな言われても…
「で、あとは分かんだろ?」
…分かりませんが随分遠くまで来ていたことは分かりましたね…
「あ…もう一回…」
「あ?💢めんど💨……いいや、しょうがねぇから連れてってやるよ…着いて来い」
…は~い😃💢
これがちょくちょく態度でかいけど 不良っぽい見た目の割りに実は優しい先輩との出会いだった
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