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$゚ぜんまいから軽蔑へ*'
人は「人生のぜんまい」を持っている。
月がぜんまいを巻き、ハレー彗星の尾が子供を届ける。
人は急速な速さで音を奏でる。オルゴールの様に。そしてゆっくりと止まる。
生まれて3分52秒で音を奏で終えた子供に「精一杯生きた。」と言う。私はこんなに生きているけど「精一杯」生きたことがない。自分のぜんまいがあと何巻きで終わるのかわからない。人はわからないことを要素に生きているようなもの。
「悲しみ」「苦しみ」「嫉妬」この醜い感情から芽吹いた感情を「喜び」「栄光」という。そして私はこんな要素で出来ている人間をくだらないと軽蔑する。
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