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そんな私も幼稚園でも明るく元気なお子様だった。
まわりから見れば、すごくいい子だったらしい。
『愛想がいい子。きちんとあいさつをする子。面倒見のいい子。』
小学校にあがってもそれは変わらず、母はよく知らない人から、
『うちの子がいつもお世話になっております。』など、お礼を言われていたらしい。
学校から帰ってくれば、近くのチビっこが…。
『ピンポーン!』
『宿題してから公園行くから!』
っと伝えまた勉強。
っとまたチビっこが…。
そんなやりとりを10回は繰り返しながら祖父と笑いながら宿題と予習を済ませる。
恒例のドライブはなくなってしまったが勉強は変わらずやっていた。
予習が終わりさて
『行ってきま~す!』
祖父達は帰りは必ず公園に寄り私にさよならを言う。
そこまではいつも笑ってる私だった。
そう。
そこまでは……。
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