虐待

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毎回毎回ホッとして家に帰る。 ただ現実は甘くない。 『ただいま。』 『お帰り。』 笑顔で出迎えてくれた。 今日の母はいつもと変わりない。 親父は仕事でいない。 『ご飯食べて少ししてお風呂に入りなさい。』 『は~い。』 普通だ。良かった。 そしてご飯を食べ、お風呂に入る。 お風呂からあがりボーっとしていると 『パシッ!』 ………? 意味が分からない。 なぜ私が叩かれなければいけないのか。 ………。 わからない。 『ドン!ゴン!』 痛い。 …………? なぜ叩かれ蹴り跳ばされ柱に頭ぶつけにゃならんのじゃ。 わからん。 こんな時私は喋らないし表情を変えない。 毎度の事。 意味はない。 どうも機嫌が悪くなったらしい。 さすがに馴れた。 幼稚園の頃はまだしも小学生になって泣き叫びはしなくなった。
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