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確かに昔は泣き叫んでた。
それがうるさくて押し入れに投げ込まれてた。
暗くて怖くて…
なぜかどっちも開かなくて…
蜘蛛出てきて……
幼いながらにトラウマか?
狭く暗いとこ苦手になり、は虫類昆虫類も苦手。
こんな時は無言無心。
私は誰にも言えず耐えた。
外では笑い家では無言無心。
私も帰りをわざと遅くし遊びを長引かせたりした。
それから祖父との勉強も減り会う機会少なくなったが、土曜の夜泊まりに行くようにした。
もちろん私だけ。
逃げたくはなかったが人間不信に陥ってしまいどうにもできなくなっていた。
ただ私にとって祖父だけは違った。
………。
今思えば幼児虐待。
私は人間不信者。
誰も信用できない。
今までの私はどこへやら。
…………。
小学生ながらに悟った。
勉強だけできればいい。
成績よければ何も言われないだろう。
遊びは遊びでやればいい。
母の感にさわらなければいい。
それから私の目は笑わなくなった。
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